TENS(経皮的電気神経刺激法)

神経や筋肉を刺激し、血流改善と痛み緩和

腰痛以外の鎮痛にも効果あり

経皮的電気神経刺激法のことを、TENSと言います。主な効果は、鎮痛です。いくつかの研究においては、この鎮痛作用は顕著なものであることが示されています。ただ、他の研究ではTENSの効果はプラシーボ(偽薬)効果を上回るものではないかもしれないということが示されています。 しかし、安全で非侵襲性であるため、まず利用してみるというスタンスが一般的です。

様々な疾患に使用

慢性腰痛症候群の他に、関節リウマチや慢性頚部症候群、ヘルペス後の神経痛、などにも鎮痛を目的として使用されます。術後、出産、その他の急性の疼痛にも使用されます。短期間での鎮痛効果として高いものは、悪性疾患に続く難治性の疼痛に対するTENSの使用です。ただし3ヶ月以内に、疼痛緩和の成功率が半減するようです。

禁忌

心臓のペースメーカーを装着している場合は、禁忌です。また、頚動脈神経を刺激したり、咽頭を刺激したり、妊娠期間中の使用も禁忌です。

取扱い

電極の配置法に関するガイドラインはまだ曖昧ですが、以下のような考え方が示されています。

  • 疼痛が生じている部位の上や周囲
  • トリガーポイントの上
  • 経穴の上
  • 特殊な皮膚節の上
  • 対応する神経根の部位
  • 末梢神経の経路に沿って

TENSを利用する上で最も重要なことは、施術者がTENSを完全に理解し信頼していることです。したがって、施術者の選択が重要となってきます。