椎間板ヘルニアの治療法

症状の程度によって受けられる治療が異なります

外来治療

腰椎椎間板ヘルニアの治療の流れとしては、外来でできるものから選択されます。ここでは外来で受けることのできる治療法をご紹介します。

NSAIDs(副腎皮質ステロイド性抗炎症薬)の処方

治療期間を通して処方されることが多いです。

硬膜外ブロック

1週間ごとに来院した際、行われることが多いです。仙骨裂孔から注射針を刺して、硬膜外に麻酔を打ちます。レベルを特定せず、全体的な効果が期待できます。神経根の炎症を抑えて最初は痛みを緩和しますが、最近では、その後リバウンドの痛みが起こることがある、とも言われています。

神経根ブロック

どのレベルの神経根が圧迫されて症状が出ているかがはっきりします。つまり、診断兼治療ということになります。硬膜外ブロックを3回くらい行っても、効果がでない際に行われることもあります。次は硬膜外チュービング、髄核摘出術、椎間板内療法をご紹介します。

入院治療

ここから先は、入院する必要がでてきます。硬膜外チュービング、髄核摘出術、椎間板内療法について詳しくご紹介します。

硬膜外チュービング

チューブを硬膜外に留置し、麻酔薬を入れ続けます。感染のおそれがあるため、1週間程度の期間になることが多いです。

髄核摘出術

直接、ヘルニアを除去します。効果は即時的です。Love法は、肉眼でヘルニアを除去します。ちなみに、Loveは人名です。黄色靭帯も含めて骨を削っていき、ヘルニアを除去します。スタンダードな手術で、時間は30分から1時間くらいですが、傷口ができるため2週間程度の入院を要します。鏡視下髄核摘出術は、内視鏡下でヘルニアを除去します。そのため傷口が小さく、入院期間がLove法に比べて短くてすみます。内視鏡を使える医師がいないと、行えません。

椎間板内療法

椎間板内圧を減らすことによって、ヘルニアによる刺激を緩和させます。骨を削らないので、侵襲性が低いのが特徴です。効果は、徐々にあらわれます。経皮的髄核摘出術は、脱出している髄核(ヘルニア)の椎間板対側から吸引を行い、ヘルニアによる神経根への圧迫を緩和するのが狙いです。髄核蒸散法は、レーザーを使用し髄核を蒸発させて散らします。