運動療法(アクティブケア)

目的に合わせて適した運動療法があります

運動療法の特徴と効果

腰痛は、腰背部を動かしすぎる人と同様に、動かすのが少なすぎる人にも起こります。傷害発生の典型的なメカニズムとして、早朝や、長く座っていた後といった、腰痛になりやすいときにちょっとした負荷がかかるということがあります。

運動療法の特徴

運動療法(アクティブケア)は、脊椎を守る運動制御のパターンを訓練するものです。脊椎を安定させるためには、主動筋(例、腹筋)と拮抗筋(例、背筋)の同時活動が必要です。いわば、コルセットの役割です。この同時活動により、関節が固定され、安定性が増すのです。

運動療法で床上安静と不活動による衰弱を避ける

また、早期の活動の再開によって、床上安静と不活動による衰弱を避けることになり、回復が早まると言われています。(例えば、デンマークのガイドラインでは、床上安静は激しい痛みがあるときのみ用い、そのときも1~2日間だけにすべきであると結論されています)

痛みは、必ずしも差し迫った傷害や損傷を警告しているわけではありません。活動性の維持が障害を回避して、急性から慢性の痛みへの移行を予防します。例外は、椎間板の突出、中程度から重度の脊柱管狭窄、神経根圧迫です。

運動療法における目標

目標は、機能の回復です。生体力学的負荷を減らすための簡単な動きの修正には、以下のようなものがあります。

  • ヒップヒンジ(股関節をしっかり曲げる)
  • ネコとラクダ
  • 腹部ブレーシング(引き締め)

筋のリハビリテーション、リコンディショニング、再訓練には、以下のようなものがあります。

  • マッケンジー
  • スタビライゼーション
  • 漸増的強化
  • 認知的行動